ドラクエ

ゲームは自分がやるよりは、見ていたほうが性にあっている。今でもそう思う。

さっきNHKを見てたらドラクエ30周年の記念番組がやっていた。

主に開発秘話とかそういうのだったけど、ドラクエは見たことがあるがやったことがない。8個上の兄がいるが、小さい頃はよく兄がいろんなゲームをしているところをずっと傍で眺めていた。一緒にやるとかそういうことはなかったけど、見てる分には兄がプレイしている限りずっと見てられた。そしていざ、自分がゲームをしてみるとこれまためんどくさい。デジャヴっていうか、もう展開とかいろいろ知っているから面白さも半減してしまっているっていうのもあるけど、それよりなんでこんなに時間がかかるんだろうっていう部分が大きかったのかな?自分は育成ゲームや単純なゲームしか向いてないんだろうなー。戦って勝ち負けを競うゲームとか、ストーリを追って進んでくゲームとか。そんなときに兄が高校受験で合格してプレステを買ってもらったときによく熱心にプレイしていたのが、ドラクエだった。ドラクエは、たぶんこれプレイしてる人のやつ見てもくそ面白くないゲームだと思う。というかスクエニ全般にいえることだなーって思った。今まで64でやっていたみんなでわいわいとかそういうのじゃなくて、一人の世界にのめりこんでその人なりの時間で楽しむっていうか。たぶん大人になるってこういうことなんだろう。それからは、ゲームをそばで見るのをやめた。

 

番組最後に、”人生はロールプレイング”っていう〆の言葉で終わっていたけど最近よく思うようになった。自分は、いつまでたっても精神もろとも幼稚なので、横スクロールで敵をふんずけて進むみたいな一刻もはやくゴールを目指すようなのが得意だし、ストーリーとかもとってつけた感で全然事足りるし。

今までは、ゴールすることを目標にただ突っ走っていたけどRPGみたいに時間をかけてクリアするってこれまた人生にもいえるなって思うことがいくつもある。努力したって物語が好調になるとは限らないし、思うようにうまく進まなかったらその場で何度も繰り返し繰り返し戦ったり。以前だったらめんどくさいって思ってしまうことも、そう考えるとちょっとやってみたいなって番組を見ながら思った。