結局内定ももらえずに大学4年間を終えてしまう。

 

高校時代は田舎の進学校だったこともあり、勉強勉強いわれていた。

もちろん、勉強なんてしていなかったがただそこにいるということでわけのわからない優越感に浸ってしまった。

世間知らずのままに3年間を終えてしまって、進路もどっちつかずのままの挙句の果てに浪人という選択がちらついていた。そもそもなぜ自分が大学に行くのか唖然としていた。本当になんとなくというか、大卒の資格をとるという目的のために学問という手段があるようなものであった。

なんでそこで受け身になってもうちょっと自分でいろいろと探さなかったのか。

 

大学に入ってアルバイトをした。自分が知らないような世界がそこにはいろいろあった。30過ぎてフリーターをしていたり、自分よりしっかりしている人が同じフリーターであったり。謎の優越感に浸っていた高校時代とは違っていて、自由奔放に世間一般で言われているThe 高校生をしている女の子もいてすごいびっくりした。

 

いろいろな反動があって、大学デビューして、すごい変わったなんて話をよく聞くけど、自分はばねが完全に縮まりすぎて反動形成なんて全く起きなかった。

なんであの時にもっと自分がやりたい!とかこうしたいとか素直にできなくて、ずっと型にいい子にはまっていたのだろうか。