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いよいよ1年間苦しめられた卒論が終わりかけてる。
1年前は、絶対こんなの余裕に終わってゼミ発表とかしてやるぜ
とかやる気満々だったけどいざ、やり始めるとあれ?これもしかしてやばくない?
っていう焦燥感にずっと包まれてて結局挫折してめちゃくちゃ不完全な結果で終わってしまった。
発表者になったのは、勉強of勉強みたいな、この学問が好きで好きで仕方ないみたいな人で、ああ、こうみると最初から分かりきっていたことなのかなってすごい自分があほらしくなった。
卒論なんて出せればいいし、90%がごみだから気にしなくてもいいっていう人もいたけど、だったら未だに決まっていない就活だってもっとちゃんとしようってしてたかもしれない。(これは嘘)でもとりあえず張りぼてみたいに無駄に重荷になっていたものがなくなってすごいほっとしたのは確かだった。
こう振り返ってみると、自分がこんなに焦燥感にかられたのは根底にちやほやされたいとか、みんなに注目されたいとかそんな浅はかな理由だったのかもしれない。
そういうのを気にして結局自分がほんとうにやりたいことが見つからないで埋もれてしまっていたのかもしれない。
そう考えると今に始まったことじゃなくて、大学を決める際も今いる学部もちょっと変わってるからっていうただそれだけの理由で決めて、そこに自分の意思があるかっていうとほぼ皆無っていう(こんな自分にお金を払ってくれた両親にはすごい申し訳ない)人生無駄にしまくってるなって思うし、こうなったもの当然なんだって感じた。要は自分は自分が思っているほどほんとうにたいしたことがなくてそこに見えとかプライドとか、人によくみせたいって気持ちが他の人よりもずっと強いんじゃないかなって。それってすごい損だよなー。
ドラクエ
ゲームは自分がやるよりは、見ていたほうが性にあっている。今でもそう思う。
さっきNHKを見てたらドラクエ30周年の記念番組がやっていた。
主に開発秘話とかそういうのだったけど、ドラクエは見たことがあるがやったことがない。8個上の兄がいるが、小さい頃はよく兄がいろんなゲームをしているところをずっと傍で眺めていた。一緒にやるとかそういうことはなかったけど、見てる分には兄がプレイしている限りずっと見てられた。そしていざ、自分がゲームをしてみるとこれまためんどくさい。デジャヴっていうか、もう展開とかいろいろ知っているから面白さも半減してしまっているっていうのもあるけど、それよりなんでこんなに時間がかかるんだろうっていう部分が大きかったのかな?自分は育成ゲームや単純なゲームしか向いてないんだろうなー。戦って勝ち負けを競うゲームとか、ストーリを追って進んでくゲームとか。そんなときに兄が高校受験で合格してプレステを買ってもらったときによく熱心にプレイしていたのが、ドラクエだった。ドラクエは、たぶんこれプレイしてる人のやつ見てもくそ面白くないゲームだと思う。というかスクエニ全般にいえることだなーって思った。今まで64でやっていたみんなでわいわいとかそういうのじゃなくて、一人の世界にのめりこんでその人なりの時間で楽しむっていうか。たぶん大人になるってこういうことなんだろう。それからは、ゲームをそばで見るのをやめた。
番組最後に、”人生はロールプレイング”っていう〆の言葉で終わっていたけど最近よく思うようになった。自分は、いつまでたっても精神もろとも幼稚なので、横スクロールで敵をふんずけて進むみたいな一刻もはやくゴールを目指すようなのが得意だし、ストーリーとかもとってつけた感で全然事足りるし。
今までは、ゴールすることを目標にただ突っ走っていたけどRPGみたいに時間をかけてクリアするってこれまた人生にもいえるなって思うことがいくつもある。努力したって物語が好調になるとは限らないし、思うようにうまく進まなかったらその場で何度も繰り返し繰り返し戦ったり。以前だったらめんどくさいって思ってしまうことも、そう考えるとちょっとやってみたいなって番組を見ながら思った。
テクノの聞き方
最近ようやくテクノというジャンルの音楽の聞き方を知った。
4つ打の中で流れる同じフレーズだけど、微妙に違ってくる音とかフレーズとかちゃんと聞いていくと変化していくんだっていうことに気づいてからはどんどんはまっていっちゃった・・・
最近聞いている石野卓球さんのテクノは、変わるときに予告音?みたいなのが鳴っているからすごい聞きやすい。ずっと聞いてても、何回聞いてても飽きないし聞けば聞くほどに新しい発見がある。
今まではメロディー重視に音楽って聞いていてキャッチーじゃなきゃ開始30秒もしないうちに飽きてきたけど、キャッチーじゃない音楽にも楽しみ方さえ知っていたら意外と楽しめるもんなんだ。
ただこれに限ったことじゃないけど、そこに至るまでの苦労がなかなかつらいんだよね。おれがいうのもなんだけど、テクノは本当に聞き方を知らないと絶対飽きるし、それこそ万人受けするようなキャッチーなフレーズみたいなのがないし退屈
あと聞き方の練習として、ヤスタカさんにはめちゃくちゃ助けられた
とくにCAPS LOCKのアルバムでよく鍛えられたと思う。ちゃんと、ちゃんと音楽を聞くって、どういう意味なのかなってずっと疑問に思っていた。ヤスタカが"CAPS LOCKを文化部みたいなもので時間を作って聞いてほしい"っていった意味がようやく分かったし、彼が音楽はインストを聞いてもらいたいとインタビューで語っていたことも。
もちろん作品としても優秀だけどそういうことも提示しているところも凄いわ。